ペギー葉山さん、井上陽水さんのドミノに想う。(下)

昨今は「ドミノ」といえば、ピザ!でしょ?私も、インスリンを手ばなせない身をも顧みないで食べてしまっております。

なんであんなにおいしいんですかねえ……。

これもドミノつながり、ということもあって「ドミノへ」もこのピザのようにみんなに愛されるようにと、去年は丼丼と二人で「山手線一周ドミノ・ピザ巡り」なることもやってみました。ただ巡っただけで買ったワケじゃなかったのですが、お店が各駅ごとにあるみたいだったのにはびっくりでした。やっぱりスゴイ!真夏の暑い日でヘトヘトになりましたが、不思議な達成感もありました。

私は病身ゆえに(こんな時は糖尿病も便利)ナカヌキでしたけど、丼丼は完歩!という結果でした。

その上マメな丼丼、驚いたことに手作りのちっちゃなクス玉まで用意していました。金色の紙がはってあって、糸を引っぱると割れて、中からちゃんとタンザクが出てきて、紙吹雪が舞ったのにはマジ、カンドー。
夕方の人出の多い時刻でしたので、隅っこに行って、線香花火をする子供のようにしゃがみこんで割りました。

やっと落ちつきだした夏の日差し、遠い日を偲ばせる夕あかりの中で幻のように揺れた金色のくす玉。

ホントに「8月の夢花火」みたいでしたね。二人とも足は痛いしクタクタだったけど、ボクらの心は夏模様でした。

ハイ、胸を張って言えます。

あの一瞬は少年!

少年に還ってましたとも!

恩田陸さんの小説にも「ドミノ」というコメディがありますよね。続編の「ドミノin 上海」を先に読んでしまったのですが、人間たちのドタバタを尻目に、一人冷静すぎるパンダの浮きっプリがイケてます。

007のボンドガールにも「ドミノ」がいますね。「サンダーボール作戦」のヒロインがドミノ。クローディーヌ・オージェが演ってましたけど、ハマリ役でしたよね。ホント、きれいだった。

特に好きなのはカジノのシーン。

カードテーブルでスペクターの幹部の黒い眼帯なんぞをしたいけすかないラルゴの横に座って、ボンドとラルゴのカード勝負のゆくえを、タバコ喫いながら興味津々で眺めてるシーン。

これぞ「ドミノ」ってカンジの美しさでした。

この映画を観たのはペギーさんの歌を聴いた数年後で、歌の中の「ドミノ」と違うことはもちろん分かってましたけど、このオージェさんは正に「ドミノ」でしたね。007シリーズで最初に観た作品でしたから、なんとなく縁みたいモノも感じたモンです。これもドミノつながり。

サンダーボールは「ネバーセイ・ネバーアゲイン」のタイトルでリメイクされ、二代目ドミノはハリウッドを代表する美人スター、キム・ベイシンガーでした。まさかの金髪のドミノ。でもなかなかオツでした。

ドミノってカードゲームでもあるようですし、けっこうフカイですね。

食べて、聴いて、観て、読んで、遊んで、ほかにも描いて、とか、作って、とかあるんでしょうか?知ってたら教えてください。