謝辞

「ドミノへ」をお手にとってくださった方へ

楽しく読めることを念頭に書きましたが、お楽しみいただけたでしょうか。

エンターテインメント性が強いアガサクリスティの作品が特に好きで、あんな感じの作品が作れたらいいなと思っていました。

実は、もっと簡単に書けると思っていたのですが、アイディアばかりに取り憑かれて、書いているととんでもない落とし穴や、辻褄の合わないことなどが次々とでてきて——

しかもそれに気づくまでに時間がかかった——

それをどう結びつけようか、変更しようかと頭を抱えているうちに、十年という時間が経ってしまいました。

でも今こうしてたくさんの方々の協力を得て出来上がった本を手にしていると、諦めずコケの一念で書き続けてきて本当によかったと感じます。

私の本を選んでくださり本当にありがとうございます。

お目にかかることはないでしょうが、この本を通じてどなたかと繋がっていると思えることはとても幸福な気持ちになります。

貴方の心に残る一冊になってくれることを祈るばかりです。

謝辞

最後になりましたが、未熟な原稿を本にするために辛抱強く数々のアドバイスをしてくださった新潮社図書編集室の上田氏をはじめ、スタッフの皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました。